夕菜の宝箱~不思議な世界の息子爆笑成長記録

不思議で爆笑の嵐のにいちゃん&たっちゃんの世界を語ります(発達障害とも言う…(笑))

修学旅行VS自然学校

にいちゃんが修学旅行にどうしても行きたくなくて
あれやこれやと話し合いを重ねていた頃…


たっちゃんの自然学校も迫っていました。


たっちゃんも何だかんだとこだわりを持つ男。
でも、比較的場所へのこだわりは無かったりする。
4年生のときに一泊で予行演習のような宿泊があったけれど
何の問題もなくクリアしていたこともあって
ちょっとは不安だろうけどね〜と思いつつも
そんなにはゆっくり関わっていなかったのが正直なところね(^_^;)


だって〜
にいちゃんの頑固さとの折り合いをつけるのが
想像以上に時間がかかって
気力体力ともにハードだったんだもん〜。


でも、後から考えれば
なかなか素直に行きたい気持ちにならない理由はわかる。


沖縄だから嫌なんや!!っていう気持ち。
東京とかだったら問題なく行くねん!って語るその気持ち。


修学旅行=楽しいだけのレジャーの旅行ではないぞ
ということで学習的なことが入るわけだけれど
沖縄の平和学習は…
真剣に考えてみれば
それはそれは重たいことよね。


沖縄で繰り広げられた戦争の話。
自分と年が変わらない人たちが命を落としたつらい話。
もうこんな過ちは何があっても2度と繰り返してはいけない。

……。


よくわかった。
本当だ。


……。
そして!
一般的にはここから


本当に平和って大切なことなんだな。
再認識したよ。
今が当たり前と思っていたけれど
感謝すべきだな。


そういう気持ちを持って
今を大切に生きよう。
今を大切に楽しもう。


うん。


沖縄ってきれいだな〜。
お、いろんなお土産あるなぁ〜
そうそう、家族には何を買おうかな?
…な感じで気持ちを切り替えることが可能。


しか〜し!


にいちゃんのような特性があると
そういう気持ちの切り替えが非常に難しい。
どっぷりとつかってしまったら
抜けられない。
平和は大切だな。
今を大切にしなくちゃ…くらいまでは帰ってくるけれど


お土産何がいいやろぉ(#^O^#)?にまでは
ちょっとやそっとで絶対に帰ってこれない(笑)


だから…


学習の一環なんだから行けば?というアプローチには


平和学習は学校でやったから
十分にわかったし。
広島でもみんなで見たやん…
もうホントに戦争はあかんことも
平和が大事なこともわかってるし。
行かんでもちゃんとわかってるからいい。


楽しいこともいっぱいあるんじゃない?というアプローチには


ありえへん。
ひめゆりの塔とか行って平和学習して
さぁ、マリンスポーツだとかバナナボートに乗るか何か選べとか
ありえへん。
楽しまれへんやん。


景色とかきれいそうやん?


ネットでも見れるやん。

ううううう。
手ごわいだろぉ?(笑)


そんなこんなで
表情と雰囲気を見ながら
担任の先生との連携をとりながら
無理なくじわじわと
「絶対に行かない」
「行きたくない〜」
「行きたい!とは思わない」
と少しずつ気持ちを変化させていくことに成功したんよね(笑)


結局は、信頼関係のしっかりとれている今だからできる!と
半ば強引なコメントも含め
語りに語ったなぁ。
何度も。


中学3年生の今というのは今の一瞬だけで
後から戻りたくても戻れないもの。
だから一日一日大切にして欲しいし
いろんな経験をして欲しいと思っていること。
あんたは良くてもクラスの友達が
あいつ…なんで来ないんやろ?って気にしたりも考えられる。
それは迷惑な話や。
せっかくみんなで楽しく行こう!いい思い出作ろう!って
クラスで団結しようとしているのを邪魔することにもなる。


なるほど…それはつらいねって思えるような
どうしても行きたくない行けない理由があれば
それはそれで母さんも、先生もしっかり考える。


でも、あんたの話聞いてる限りでは
納得できる理由ではない。
絶対行きたい♪と楽しみでしょうがない子もいるだろうけど
どっちでもいいし〜程度だったり
別に特別楽しみ♪とは思わない〜って子も多いはず。
それでも、学校行事だし…って参加する子もいるもんやで。


それが協力して団体行動ができるな〜っていう評価にもつながる。


どうしてもそれでも行かない!ってはじめから行かないって
決めてしまったら団体行動できない子ってことやね。


つらいことがあるんやったら言うたらいい。
対策考えるから。
やってみてつらいことがもし出てきたら
その時に言うたらいいねん。


そのために先生も親もおるねんから。

って感じに。


そして
だんだんと気持ちが傾いてくるにいちゃんの横には
何も言わなかったけれど
全部見聞きしていたたっちゃんもいたんやねぇ。


なんだかんだありながら2泊を終えて帰宅したにいちゃんと
「行ってよかったやろ?」
「そうやな〜」
なんて話しているのも
さりげなく横で聞いていて


たっちゃんは何にも言えなかったのかもしれない( ̄□ ̄!)


絶対に使わないだろう!ここ数年お世話になってない♪と
思っていたけれど、もしものために…と
吸入器を持っていってもらうことにし、
自然学校へ行く数日前からおまもり代わりに
喘息の予防薬を飲ませたり持参させたりはしていたんだけれどね。


まさか〜


じんましんまで出て大変かゆがっていたとは( ̄□ ̄!)


そういえば不安そうな話を聞かなかったから
特別に励ましてなかったもんなぁ。


「嫌だよぉ」って言葉で言わないからって
平気とは限らないよなぁ〜と
改めて反省した出来事だったのでした。


たっちゃんだって
不安はいっぱいだったに違いないから


心配がいっぱいあるかもしれないけど
大丈夫♪楽しいことがいっぱいあるよ。
つらくなったら先生に言ったらいいよ。
元気で帰ってくるの、待ってるよ〜

って何度も言って
いっぱい充電してあげればよかったなぁ(T_T)


ま、今後の反省ということで♪